アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
―2-6
-
『僕のベッドー!』
バフンとベッドに飛び込む。
あれから、何事もなく寮部屋に直行することが出来た。
そして、昼寝という至福の時間を過ごすため…この状況に至るんだけど。
『やっぱり、柔らかくて気持ちぃー♪』
好い具合に太陽が降り注いで暖かいし。
(僕、もう限界?…。)
初日から色々ありすぎて疲れた…。
(今日は平凡とは言い難い日だったけど、明日は大丈夫だよね。夕飯まで寝ちゃおーっと。)
『おやすみなさーい…』
……返事がないのは、1人だという証拠で、寂しいとは感じたけれど、眠気には勝てない…――
*****
一方、時を遡り…
雪乃が優斗と話していた頃―
雅「…どうするんですか?」
尚「何が?」
雅「湊と真白くんの事でしょう。只でさえ、学年が違うのですから、こちらから動かないと…発展なんて、夢のまた夢ですよ。」
脳天気な尚都の返事に、呆れたように説明をする雅。
織「そうだよね?。それに何か、怒ってたし。」
澄「何でキレてたの?」
千「そりゃ、お前達の言動じゃないのか?」
不思議そうに首を傾げる双子2人に、千尋が容赦なく突っ込む。
織「何で僕たちなのさ。」
澄「確かに、キレたのは僕達の会話の後だけどさ。」
千「ほら。」
織「うるさいなぁー、千尋のくせに。」
千「あ゛あ゛?」
澄「女が嫌いだとか言って抱いた事もない、童貞のくせにー。」
千「今、関係ねぇだろうが!」
双子「「ちーちゃん、短気ー。」」
千「黙れ、腹黒2人!」
双子「「腹黒でいいもーん。」」
1人と2人が言い争い始めたのを周りにいた不良達が止めに入る。
(あまり効果は見られないが…)
そんな光景をちらっと見たかと思うと、無言で立ち上がったのは勿論…
雅「どこ行くんですか?…湊。」
湊「…雪乃に会いに行く。」
《この話の流れで!??》
皆の気持ちが合わさった瞬間だった。
尚「心当たり…あるんだよね?」
“会いに行く”というくらいだから、心当たりがあったのかと思い問うと。
湊「ない《ないの(かよ)!?》…けど、しらみ潰しにでも……」
と口籠もるように言う湊に、雅が待ったを掛ける。
雅「知り合いの一年に聞いてみますから、それまでは待ってください。」
それを聞いて、渋々頷く湊だった。
そして、雪乃は――
『Zzz…むにゃ…』
すでに、夢の中だった…―
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 23