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** 不良Side ② **
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その後の溜まり場は…――
伊織「あの態度、すっごく面白い♪」
伊澄「『…平凡ですけど、何か?』だって~♪」
湊「……いい…(ボソッ」
伊織さんと伊澄さんが楽しそうに話している中、湊さんが何か聞いてはいけないような事を呟いた気がした。
「「は?」」
つい、雅さん達とハモってしまったが、誰も気にしていないようなので、とりあえず一安心。
湊「…あいつ…雪乃…可愛いな…」
「「……」」
湊さんの発言には、教室内の不良が全員(湊さん以外)、沈黙してしまった。
雅「湊。本気で言っているのですか?」
尚都「いい性格はしてるけど…見た目はなぁ~…」
湊「性格はもちろんだけど、身に纏ってる雰囲気が可愛かった…」
湊さんが恍惚とした表情で、教室の扉の方を見つめる。
“去る者は追わず 来る者は拒まず”だった湊さんが…
男女ともにモテるが男にしか興味が持てず、尚且つ、あまり執着しないせいで、湊さんは毎回別の男を連れていた。
そして最終的に別れたりするんだが…。
雅「湊にとっての初恋…ですかね?」
千尋「……だろうな。あんな湊は初めて見た。」
伊織「こんな面白そうなこと…」
伊澄「…放っておくなんて、出来ないでしょ!」
雅さんと千尋さんが素直に驚いているのをよそに、伊織さんと伊澄さんは楽しそうだ。
尚都「まぁ、何にせよ…。あのコを探さない事には始まらないけどな!」
こちらも楽しそうだ…。
そして、湊さんは…
何を想像しているのか―?知りたくはないが―?今までに見たことがないくらいの甘い笑みを浮かべている。
……俺…このまま慕い続けても…大丈夫…だよな?
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