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―2-1
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??♪♪♪
教室に、到着♪
さっき、チャイムが鳴ってしまったけど、そんなに経ってないから大丈夫だよね!
それに、ここは不良校だもん!
遅れたって怒られないよ!たぶん…
ガラララ…
自分の教室―?1-B―??の扉を静かに開いて、中を覗くと…
『!!!』
静かに、机に向かって勉強に励む不良さんが沢山いらっしゃる!
ここって、不良の巣窟だったよね!?
意外としか言えない光景に固まっていると、教卓近くにいた先生(?)がこちらを向いた。
「お前が真白か…?」
『…そうです。遅れてすみませんでした。』
素直に返事をして、素直に謝る。
だって、この人、先生っぽいんだもん。見た目はホストだけど…
「空いてる席に座れ。つっても、3つしか空いてないけどな。」
そう言って、指差した先は…廊下側の一番左の後ろから3つ。
……そんなぁ~…。
あまりに最悪な席すぎて、泣きたくなる。
暖かくもないし、うるさいし……眠れないじゃんか!
僕にとっての昼寝は、至福の時間なのに。
「…真白、鞄。」
先生に渡されたのは、僕が置いてきてしまっていた鞄だった。
『…ん。』
涙目で受け取る僕を見てか、苦笑いな先生。
「自由席なんだから、明日から早く来て席を取れば良いだろ。」
『……ん。』
僕、一生、あの席に座れないや。
だって、朝弱いんだもん。今日はたまたまだったんだもん。
どんなに頑張ったって、座れっこないや…。
「それと。真白には話があるから、授業が終わり次第、俺の所に来ること。いいな?」
『はぁい。』
気の抜けた返事になってしまったが、先生は気にした様子もなく、返事を貰えたことで満足したようで、前に戻ってしまった。
…大体、話って何…。あの先輩達の事?聞かれたって、名前しか知らないよ?そんな
事で呼び出さなくたって…
ま、いーや。
その時になれば分かることだし、気にしないでおこうっと。
考えるのも面倒だし、何より眠いしね。
寝心地は悪いけど、睡魔には勝てそうにもないので…
そして…
先生に肩を揺すられるまで、授業が終わっていた事にも気づかず…
ぼーっとしながら、先生の後を付いて行った。
ふわぁーぁ。
眠いなぁ~…。
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