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正義のヒーロー
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俺の記憶が正しければ。
たしか俺はいつも通り学校に来ただけだった。
誰にも迷惑なんてかけていない。
「なぁ、厨二病。お前なんか召喚できんの??」
後ろからそう話しかけられ振り返ると同時に突き飛ばされた理由が見つからない。
尻餅をついて見上げる。
前と同じ人たちだ。
「まだ心の病気は治らないんでちゅか??」
「…ぁ、……っ、…」
あの時の記憶が蘇る。
怖い、また何かされる。
殴られる?脱がされる?
暗闇の中永遠に放置されるんじゃないか。
助けて。 誰でもいいから、助けて。
「なんか話せよ、なぁ??」
「ひ、っ…ぃ"、っ…だ、…」
「なんて?日本語も話せねぇのかよ。」
髪を掴まれて壁に頭を打ち付けられる。
痛みより恐怖をが押し寄せてくる。
このまま、殺されるのかもしれない。
いやいっそ。
そのほうがマシなのではなんて考えてしまう。
「な、せっかくだし面白い事でも言っ、…!?」
「お前らなぁ。実は羽白のこと大好きだろー?」
「…へ、っ……?」
俺の髪を掴んでいた手が離れると目の前にあった手が引っ込む。
あぁこの声、安心する。
見上げた先には笑顔でピースする森宮がいた。
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