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楽しみの準備
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金曜日。
今日帰ってから再来週までずっと森宮と一緒にいることになる。
本当に、ずっと。
…冷静に考えたら緊張する。
「…羽白?どうしたん、腹減ってないん?」
「いや、…緊張してて。」
「緊張って…今日なんか緊張するような事あったっけ?」
「今日から家に森宮が泊まりに来るんだ。友達が止まりに来るって初めてで…」
「へー楽しそうやん!緊張するような事なん?俺やったらワクワクで楽しみにしかせんけどなぁ?」
「…確かに。」
森宮と一緒にいられるのは嬉しいはずなのに、それならこの緊張は…?
そもそも一体何に緊張して…
「まぁええやん、どうせ家帰ったら楽しくてそんなこと忘れるって!ほら、唐揚げ食べる?」
「ん、…もらう。」
「ほい。羽白はうまそうに食べるから食べさせ甲斐があるなぁ!」
「なに、食べさせ甲斐って…」
口いっぱいに唐揚げを頬張りながら三上の言う通りだなと頷く。
早く、放課後になればいいのに。
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