アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
新学期
-
夏side
桜と出会って早くも一年が過ぎた。
あの頃の僕達は、お互いに苦手意識があった。
"同族嫌悪"
つまり、僕と桜はお互いにどこか似ている。
相手の行動が、自分の行動と重なり
お互いに、どうしても好きになれなかったのだ。
「今日は、班を作り校外学習をします」
これは、この学校が昔からしているらしい
生徒の交流のための行事だった。
この時、桜と同じ班でなければ
僕達はずっと
お互いに関わり合うことはなかっただろう
「白木 桜です」
「夏木 夏。宜しくね」
まさか、この後恋人になるなんて
この時はまだ知る由もなかったのである。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 252