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鬼ごっこ。1
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桜side
どれほど嫌だと思っても時は過ぎて
新入生歓迎会の当日になる。
ここまで来たら嫌でも引き返す事は出来ない。
体育館に全校生徒が集まる。
もう一度軽く説明がされた後、スタートだ。
「アオ、一緒に逃げる?」
「うん」
夏くんは、あまり走るのは得意でないため
何処かに隠れてやり過ごすみたいだ。
まぁ、得意でないと言っても人より断然速い。
恋人贔屓と言われるかもしれないが、
決してそんな事はない。
なんせ、クラスで片手の中に入るほどだから。
説明が終わり、全員が配置につく
僕たちが逃げ始めてから3分後に鬼がスタートする。
「それでは、はじめます!」
その一言を合図に一斉に逃げ始める。
僕とアオも走りながら隠れられそうなところを探す。
流石に走りっぱなしは疲れる。
「アオ、この上」
「うん」
スタート地点から近い木の上に登って
鬼たちがスタートするのを待った。
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