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今日という日。2
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桜side
目が覚めた後、部屋のドアが開いて
夏くんが入って来た。
どうやら、お風呂に入って来たみたいだ。
ゆるっと大きめのTシャツを一枚だけ着ていて
夏くんが、部屋の中を ススッ と歩くたびに
ふわりと洗剤の良い香りがする。
「お風呂…?」
「うん。桜が寝てるうちにって思ってね」
「ふぅん…。なつぅ、僕もお風呂ぉ…」
疲れてしまって動きたくない。
それに、眠たくて頭がグラグラするし、
視界はグニャリとゆがんでいる。
手を伸ばして強請れば、
ふわっと浮遊感がして夏くんに捕まる。
そのあとは、夏くんが運んでくれて
お風呂にも入れてくれた。
もちろん、お風呂を出た後も
部屋まで夏くんに運んでもらった。
「ふふっ、随分お疲れだね…」
「うん、疲れたの…」
「今日はもう寝る?話したいことあるんだけど…」
「ん、聞く…」
眠たい目をこすり、ベットの上に座って
夏くんの話に耳を傾けた。
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