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夏休み 3
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夏side
集合場所まで行くと、
瑠璃は、僕たちが一緒に行くのを伝えてなかったようで
生徒会会長、副会長が怒っていた。
しかし、蛍くんたちが来たのを見て、
諦めたようでぶつぶつ言いながらも一緒に連れて行ってくれるようだった。
バスに乗ってすぐ眠そうにしている桜に
肩を貸してあげてウトウトし始めた頃、梓の恋人である
双子くんたちが喧嘩しはじめてしまった。
「「零、玲。そのへんにしときな〜。
夏くん怒らせるとと怖いぞ〜」」
梓一言で二人は不服そうにしながらも謝っていた。
「「むぅ…、ごめんなさい……」」
「おい、アズ。僕の従兄弟をダシにするな!」
「そうだよ。僕のことダシに使わないでよ〜」
少し反論して苦笑いをしていると、
横から服を引っ張られて上目遣いに桜が見てくる。
「夏。僕以外と話さないで…」
「ごめんね、桜」
桜の可愛い嫉妬に思わずぎゅっと抱きしめると、
桜は満足そうに微笑んで
僕の腕の中で心地好さそうに眠りについた。
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