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アイスが食べたいの 2
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桜side
海の家に向かって歩き出すと、
すぐに、気持ちが悪くなってきてしまった。
しかし、アイスは食べたい。
雪も体調が悪そうだが、何とか歩いていた。
時々心配そうに僕の方を見てはゆっくりと歩いてくれる。
雪は、少しでも日を避けてくれようしたようで
僕にフードをかぶせてくれた。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「…うん」
雪にも、ほんの少しだけアルビノ体質があるらしく
肌が弱く日にあたり過ぎると体調を崩す。
早く戻らないとどちらもダウンしそうな雰囲気だった。
「アイスください!」
「僕も!」
海の家に着いてすぐに注文をしたのだが…、
あまりの暑さに頭がふわふわしていて、
幼稚っぽい注文になってしまった。
「はい、どうぞ」
「「ありがと!」」
アイスを貰って二人が待っているところまで歩きだした。
その途中で、チャラい奴らが絡んできて、
雪は追い払ってくれようとしたが、余計に面倒な方向へとことが動いていて行ってしまったのだった。
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