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街ぶら 3
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夏side
お店にいる間ずっと "ふわふわ" していた桜は、
お店を出たところで名残惜しそうに "しゅん…" として
悲しそうにしているので、頭を撫でてあげた。
「桜、今度近くのレトロな喫茶店を調べて遊びに行こっか
だからそんなに落ち込まないで…?…ねっ?」
「うん…。夏、ありがと」
そうして歩いていると、雪くんが誰かにぶつかった…。
雪くんの知り合いだったようで、
仲がいいのか分からないがニコニコしながら話している。
それを見た桜は、にこっと笑って彼らを
温かい目で見つめている…。
「雪、その人は…?」
「駒木 遥さん。僕たちの保護者だよ」
「「保護者…?」」
僕と蛍くんは綺麗にハモり、同時に首を傾げた。
まさか保護者と言われるとは思っていなかったので
驚いて桜の方を振り返る。
すると、桜は複雑そうな顔をして雪を見ていた。
また僕の視線に気づくとスゥーっと、目をそらした。
「雪、言ってなかったんだ」
「お兄ちゃんだって、言ってなかったんでしょ?」
「ほら、二人とも機嫌直してください」
その後しばらく話してホテルに帰った。
ホテルで桜に聞くと、聞かれたくなさそうにしていたので
聞かないことにしたのだった…。
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