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寮に帰って 1
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桜side
楽しかった旅行も終わり、寮に帰って来た。
夏は、僕の世話をして疲れたのか早々に寝てしまいそうだ
何だか寂しくて、まだ起きていてほしい。
何故なのだろう…。全然眠たくない…。
寂しくて、寂しくて、可笑しくなってしまいそうだ…。
「夏…、さ、寂しい……」
「どうしたの、桜…。こっちおいで…」
「夏…」
「よしよし、いい子…」
落ち着くどころか、どんどん寂しさが増していく
ギュッと抱きしめると抱き返してくれて
頭をよしよしと優しく撫でててくれる。
夏くんに甘えるように、スリスリと擦り寄る。
夏の暖かさに段々と瞼が落ちていく…。
夏は僕が寝そうな事に気づいたようでゆくっりと横になり
抱き締めたまま、目を閉じている。
「夏ぅ…、寝るの…?」
「寝ないよ…。桜が寝るまで起きてる」
「まだ眠くない…」
「そぉ…、なら、目だけでも閉じてな?」
夏の言う事に従って、目を閉じていると
眠れるような気がしてくる…。
夏は、僕を寝かしつけるように背中をポンポンする。
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