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文化祭 7
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桜side
従兄弟と別れて学校の案内を再開した。
歩いていると、だんだんとお腹がすいてくる。とりあえずお昼にしようと言う話になった……。
「何食べる?」
「たこ焼き食べたい…」
「いいよ、買いに行こ」
たこ焼き以外は、結構高い値段設定になっているためか
みんなでたこ焼きを食べることにした。
お昼を食べ終わると、校舎の中を見ようという話になり
校内に入る。お金持ちではない僕からすると、この学校はかなりお金をかけて文化祭の準備をしていると思う。
二人は初めてだから僕よりもかなり驚いている。
雪は目がキラキラと輝いていてかなり楽しそうで良かった
「お兄ちゃん、あれ何…」
雪が指差した方には、三年生のために作られたエリア
一人暮らしが出来るようにと
最低限、生活するのに必要な家事を学べるエリアだ。
「家庭能力鑑定」
「また凄いもの作ったね…」
「違うよ。あれは毎年、三年生全員がやるんだ。一人暮らしを経験する人も時々出て来るからね」
「あー、執事さんが居なくなるからか…」
蛍は、ポカンとして呆然とエリアを見つめ立っているが、雪は楽しくて仕方ないという顔をしていた。
これは一時間くらい、ここに留まりそうな気がする…。
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