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文化祭 8
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夏side
F組の人達は、必要以上に接客してくれて梓たちは
キャッキャッと凄く楽しそうにはしゃいでいる。
「ねぇ、メイドさん!名前は〜?」
「え…?俺の?」
「うん、名前は〜?」
「大河(たいが) だ」
いつの間にか、メイト役の子と仲良くなっていて
名前まで聞いている。本当に順応能力が高いというか
コミニケーション力が高いというのか……。
何も言えずに黙っていると、梓や、何故か楽しそうな
双子たちに "どうしたのか" と尋ねられる…。
「いや…、申し訳ないけど……。ちょっと僕の知る情報と彼らの行動が一致しなくて混乱してる……」
「あー、君はここの生徒か…」
「あ、うん……」
初めて話すが、そんなに悪い人たちには思えない…。
しかし、実際にはヤクザの子供とかもいると言うし…、
無意識にビクビクしてしまう。
「安心しろ、そうやたらめったら襲ったりしねぇーから」
「う、うん…」
「君、なんか…。可愛いよな。小動物みたいだ」
これには、なんと返したらいいか本当にわからない…。
ただ、この後は少し楽しめたのは確かだ。
その後で僕たちは、F組の出し物を後にした。
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