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温泉旅行 6
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桜side
目が覚めると朝だった…。隣で夏が眠っていて、
僕を抱きしめ幸せそうな表情をして居る。僕は夏のせいで身動きが取れなかった…
しばらく夏の顔を眺めていたのだが……、あまりにも幸せそうにしているから、恥ずかしくなってきた…。
「なつ…」
呼んでも起きてくれない。何だか寂しくなって、夏の胸に擦り寄り、また目を閉じた。
「さくらぁ……。さくら…、桜、起きて?」
「んぅ……、なつぅ…?」
「おはよ、桜。目、覚めた?」
「はよ……、夏、抱っこぉ…」
寝起きでぼんやりしながら、夏に甘える。
夏はそんな僕を抱っこしてくれて、着替えさせようと
僕の服に手がかかったところで目が完全に覚めた。
「なっ、なつっ!…ま、待って!」
「なに?恥ずかしいの?」
「うんうん。僕、着替えする……からっ、向こう!」
あまりの恥ずかしさにテンパって夏を部屋から追い出して
ドアに凭れ掛かりズルズルと下に座り込んだ…。
しばらく呆然として、夏のからのノック音でハッとして
着替えを終えると部屋の外に出た。
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