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慰め 2
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夏side
桜と全く違う完璧な動きでチームを支える雪くん。
あまりに綺麗なプレーに見とれていると、桜はヤキモチを妬いて、ムスーっとしている…。
やってしまった…。桜は拗ねると地味に長引くタイプだ
根に持つことも多いから、ちゃんとフォローしないと…
「桜?ごめんね…」
「何が?なんで謝るの?」
「いや、あの…、拗ねてるから……。嫌な思いさせちゃったかなって…」
「……うん」
焦って謝ってはいけなかった…。でも、疲れた桜は僕の
膝の上でウトウトしてそろそろ寝そうな感じだ。
そんなに怒ってはいないのかな…。桜はすごく難しい…。
上手く自分の気持ちを伝えられないからと言うのもあるが
自分の気持ちに気付いていない事も多いから、全然
彼の気持ちを察するのはかなり難易度が高い事なのだ。
「桜?寝るの?」
「うん」
「おやすみ…」
こんなところで寝るのは危なすぎる…。本当にこの子は、危機感と言うものが薄い…。雪くんも危機感が薄いし
育った環境の影響だろうか
眠ってしまった桜を抱き上げて、早々に体育館を後にした
とりあえず、保健室のベッドを借りよう。
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