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甘すぎな夜 7
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夏side
僕は、キスをしている桜の事をボンヤリと眺めていた…。
啄む様なキスを何度も繰り返していた。主導権を握られたキスは初めてでなんだか落ち着かない…。
「…っ、何見てるの?」
「んー?なんか、桜がカッコいいから見てたかった」
「嘘…。本当は?」
「落ち着かない…。今日抱かれるって思うとなんか、凄く落ち着かない…。頭がおかしくなりそう」
そう言うと、少しムスッとして、桜はまだ僕にキスを……今度は下も入れてきて、弱いところを探す様に動き回る。
僕の弱いところは上顎と、舌の先の方…。桜は直ぐに弱いところを見つけて執着に攻めてくる。キスしかまだしていないのに、身体から力が抜けてふにゃふにゃだ……。
「どお?気持ちいぃ?」
「……うん」
「ちゃんと言って?」
「…き、もちぃ」
「ん。いい子」
たった一言、気持ちぃといえば身体は素直になり快楽だけ拾い上げて快楽にゾクゾクする…。桜が触るところ全てが
声が、その視線が、僕の体を支配する……。
桜の瞳は、人を簡単に支配してしまえるほどに強くて、瞳の奥にある光は、逆らう意思を完全に打ち砕く…。
それほどの "威力" と "怖さ" を秘めていると僕は思うのだ
そうでなければ、Mではない僕が快楽を拾う事は出来ない
「入れるよ?」
「う、うん。……や、優しくして?
「分かってるよ…。大丈夫……」
「んんっ…ぁ……。んぁ……んっ、んんっ……」
指が中に入って来たっ…。さっきほどではないが、違和感
我慢できないほどでは無いけれど…、ずっとこのままだったらどうしよう…。ちゃんと最後まで出来るかな…。
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