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文化祭の準備 2
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夏side
今年の文化祭はなにをやるのかなぁ……。桜もアオも楽しめるものになるといいな…。なんて思いながら話し合いを聞いていた。
「夏木くんは何かやりたいものある?」
「…え?あー、お化け屋敷とか?」
「お化け屋敷ね」
急に委員長に当てられて驚いた。適当に言ってしまったが案外賛同してくれる人が多くて、出し物が決まった。
今年の僕たちの出し物はお化け屋敷だ。桜は、なんだか
ワクワクしているみたい…。また看板を描く気なんだろうなぁ…。他の人も恐らく任せてくれるだろう。
「僕、看板描く」
「僕も」
他の人も反対する人はいなくて、二人は看板を作ることに二人だけだと他の人と会話が上手くいかないからと、僕も二人と一緒に看板の係だ。
「どんな感じにする?」
「う〜ん、上からドロドロって感じ」
「黒と赤と白?」
「それに、手」
「分かった」
いやいやいや、全然分からないよ⁇ 二人はどうやら完成形が見えているようで、下書きをノートに書き始めた。
二人とも自分の席で自分のノートに描いているのに、完成した下絵は全く同じものだった……。
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