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文化祭の準備 4
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桜side
色が決まって、早速看板を書き始める事にした。絵の具がちゃんとあるかを確認したところ、少し足りないことが分かり、夏が買い出しに行ってくれた…。
アオと一緒にシャーペンで下書きを書いていると、クラスメートが近寄ってきてじーっと見てる……
「…何?」
「ご、ごめん……。俺が見てると気が散る?」
「別に」
「美術部だからさ、絵描いてるの気になっちゃって…」
夏が帰ってくるまでその子はじっと見つめていて、少しだけ恥ずかしくなっちゃった……。早く戻ってこないかな…
そうしながら書き進めていると、アオに呼ばれた。
アオがいうには、クラスメート全員の手形を入れてみんなで一つの作品をつくりたいと言うのだ。
「どお?」
「いいと思う。夏に言ってみる」
「うん」
夏が帰ってくるのが楽しみ……。そろそろ下書きも描き終わるし、夏も帰ってくるぐらいの時間かなぁ…。ワクワクしていると、夏が戻ってきたのだった。
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