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体育祭 4
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桜side
見事に一位を勝ち取った!これで夏に今夜言うことを聞いてもらおう!それで、たくさんイチャイチャしよ。
そうしないと、夏が無事だったって実感できない気がしてとても、怖い……。怖いんだ…。
「夏っ!勝ったよ!!ねぇ、今夜僕の言うことなんでも聞いて!!それで今回のこと許してあげるっ!」
「うん。いいよ。なんでも言うこと聞いてあげる」
「本当っ!やったっ!!」
いつも以上に喋ってる…。僕が不安な時の癖みたいなものこうなったら、ちゃんと病院に来るようにと、雪を担当してくれている精神科医に言われてる。
二、三度、僕もお世話になったけど、今回は恐らく大丈夫だと思うけど、一応雪に連絡しておこう…。夏と少し離れてアオにだけ聞こえる声で話しかけた。
「アオ、頼まれてくれる?」
「うん」
「雪に、僕が、崩れるかもって……」
「分かった」
アオは直ぐに雪のところに行った。夏も、アオと話すことがあるみたいで追いかけていった…。
恐らく、夏は護身術を習いたいんだろうな…。僕たちは、引き掛けせないところまで来てしまったのかもしれない。裏の世界との関わりを切れないなら、巻き込まれないように身を守るか、名を挙げるしかない。
「はぁ……。前途多難…かな……」
思わずそう呟いてしまった…。僕も雪に教わらないとダメかもしれない…。蛍くんはどうするんだろ…。
彼もまた、表も裏の狭間に立っている。どちらに転ぶか、彼は僕達も違って強いんだろうな…。足首くらいまで裏に浸かった僕や夏は、きっともう…。
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