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冬休み 5
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桜side
みんなが夏の演技の凄さに固まった。レッスンは、受けたことが無いと言っていたが、信じられなかった…。
まだ、荒削りなところはあると思う。だけど、それを全く感じさせないくらいに表情や雰囲気が凄かった。先生すらぽかんとしてて、そのあと嬉しそうだった。
「凄い子来ちゃったね…」
「すぐ抜かされそう、どころじゃないですね」
「もう既に、どうやったら追いつけるんだろうて思わされちゃいましたね……」
「……えっ…と…?」
夏は、自分がどれだけ凄いのか全く自覚がないみたいだ。
嗚呼、駄目だな。夏と並べたか、あるいは一歩くらい先に行けたと思ったのに…。全くそんな事無かったみたいだ
少しホッとしていたのに…、今の演技で一歩先どころか、並べてすら居ないと分かってしまった…。
「まだ荒削りだけど、ちゃんレッスンをすれば、かなり
光るね…。光るし、輝けるよ」
「…あ、りがと……ございます…? 僕、そんなに凄くないと思いますけど…」
「あら、無自覚?これは怖いね……。将来、凄く化けそうな才能あるのからね。ちゃんと自覚してもらって、良いところを、た〜っぷり伸ばしてもらわないとっ!」
(あんな楽しそうな先生久しぶりだね)
(うん。俺たちも負けられないし…。頑張らないと)
(先輩として恥ずかしくないような演技しなきゃ)
レッスン場の雰囲気も、活気付いたというか、凄く良い
雰囲気だ。僕も内緒でレッスンを受けようかな…。時間がないかもしれないけど…。
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