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冬休み 6
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桜side
あれから、夏は楽しそうにレッスンに通ってる。そして、僕も、内緒で少しだけレッスンを受けている。
そんな日々が続き慣れてきた。そして、雪からおさそいがあった。スキーに行こうって言う話だ。スキーは、初めてだから楽しみ。仕事の方もレッスンの方も休みが取れた。
「スキーって何がいるの?」
「レンタルするんじゃない?」
「じゃ、持ち物いらないの?」
「多分?雪さんならやってくれそうだけど」
「確かに…。雪なら大丈夫かも……」
……また…。きた……。
もうずっと前から、そろそろ十数年間くらいになるだろうか…。一周間に一回くらいの割合で嫌がらせのように、
鳴って欲しくない通知が鳴る…。もういっそ、通知を切ってしまおうかと思うけれど、そう言うわけにもいかなくて今日も、鳴った……。
確かこの前二・三日前だったはず、今回は早いな……。
とりあえず、なんとかしないとな……。なんて…。
「どうしたの?」
「……んー、ちょっとね」
「仕事?」
「ううん…。仕事じゃないけど…、ちょっと面倒事?」
そんな事を言うと、複雑そうな顔をした。バレちゃう事はないと思うけど、勘付かれそう…。
「ふーん、あんまり無茶なことはしないでね」
「うん。大丈夫」
後で雪に電話しなきゃ…。色々聞かないと準備するにも色々聞かないといけないし…。
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