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スキー 1
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夏side
スキーが初めてな桜は、当然、雪がいっぱい積もっているのも初めてな訳で、テンションがすごく高い…。
アオも、テンションが高くて、今日はどっと疲れそう…。スノボーは一回やったことがあるけど、スキーは初めてだから、教えてもらわないと出来ないなぁ…。
「こうして、スーってして、こうして、キュってするの!分かった?」
「「なるほど、ちょっと滑ってきていい?」」
「僕も一緒に行く!」
全然理解出来ない春さんの説明を聞いて、初心者とは到底思えないようなスピードで滑り降りて行く桜と、雪くん。その後を追いかける冬くんも、二人に負けず劣らずで…、かなりの滑るのが上手かった…。
「なんで分かるのか理解出来ないわ…。みんなには私から教えるよ。流石にハルの説明じゃ分からないだろ?」
「あ、えーっと……」
「ハロハロー、泉です。宜しくな。ハルの恋人」
取り残された僕たちは泉さんに教えてもらって、滑れるようになった。みんなそこそこ運動神経もいいから、異常な三人にすぐに追いつき、楽しく滑ることができた。
「ねぇ、ねぇ、雪合戦したい」
「僕もー!」
「それじゃ、少し下に降りてやろっか。ここでやると降りてくる人とぶつかったりするから危険だし…」
「……」
「冬もやる?」
「うんっ!」
スキーに飽きたらしいアオが、雪合戦がしたいと言うので桜とアオ、それに冬くんと僕で雪合戦をすることにした。
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