アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
おはよ 4
-
桜side
喉が酷く乾いて目が覚めた…。水が飲みたくてもぞもぞと動いてみるが、抱きつかれているのか起きられない…。
なんとか腕の中から抜け出そうともがくと、夏が起きて、僕のことを離してくれた。
「……おはよ…」
「……ぉ、はよ……。こぇ…でな……ぃ……」
「…酷い声だね……。待ってて飲み物取ってあげる」
声を出すと思っていたよりも酷くかすれた声が出た。
寝起きはもともと声が出にくいが、今日はいつもより酷い
夏がペットボトルを渡してくれるけど、身体中が痛くて、動きたくない…。ちょっとムスッとしながら転がっていると、夏が口移しで飲ませてくれた…。
「……ぁー」
「……」
「…ん、……んっ…」
飲みにくくて、くぐもった声が出る……。一瞬だけ、夏の
欲情した目を見た気がした……。
「……もっと」
「……」
「…ん、……んっ……んっ…」
「もっと?」
「…ん、もういい。ありがと」
ゆっくりと起き上がって、ぼーっとしていた。トイレ行きたいなぁ…。そう思って立ち上がろうとすると、足に思うように力が入らなくてフラついた…。
後ろでクスッと笑う夏の声が聞こえて、ムッとして振り返ると、転けそうになった僕を支えてくれて…。文句を言い損ねてしまった…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
239 / 252