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クリスマス 1
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桜side
楽しかったスキー旅行…。終わってしまえばあっという間だったなぁ…。なんて、思い出に浸っている暇もなく、
クリスマスになった。
雪と冬の誕生日…。完全に忘れていた。クリスマス会の日にちが微妙にずれているのは恋人とのクリスマスと、誕生日の予定があるからだろ…。
「…何渡そ」
「どうしたの?」
「弟の誕生日、完全に忘れてた…」
「…いつ?」
「クリスマスの次の日」
クリスマスの次の日が誕生日なんて、覚えやすくて忘れにくいはずなのに、今年はスキー行ったから、楽しくて忘れてしまっていたのだ。
今から何かを手編みするには時間が足りないし、アクセサリーとかは女の子って感じするし…。
「どうしよう…。何がいいかな」
「…アクセサリーは?シンプルなやつとかあるでしょ?」
「…そっか」
「買いに行く?」
「うん」
そういえば、シンプルなやつもあったな。アオに連絡してから出かける。夏もついて来てくれるから安心だ。
プレゼントを選ぶ経験が少な過ぎて、一人で選ぶのは不安だから…。近くのショッピングモール。キラキラしたものが多くて目が痛くなりそう。
「どんなのがいいかな」
「どうしよ…。指輪とか?」
「え?なんで?」
「怪我しなそうじゃない?ネックレスは、首締まりそうで怖いし、ピアスは痛いじゃん」
「なるほど…。アンクレットとか、ブレスレットは?」
「…アンクレットか、ブレスレットにしよ。流石に兄弟に指輪は無いよね」
ブレスレットにしようかな…。腕時計と一緒だし…、一番邪魔にならなさそう。雪たち、喜んでくれるかな…。
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