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卒業 1
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夏side
姫初めで可愛く啼いてる桜を見て以来抱いてない。お互いテストと受験勉強で忙しかったからだ。長いと思った高校三年間も、もう直ぐ終わり…。これからはそんなに会えなくなる人も多い
「桜は大学には家から?」
「家には雪が居るからね…。どうしようか」
「あの、さ…。一緒に住まない?」
「それも考えたんだけど。雪の事言っ………。そっか、夏の父さんも一緒か…。なら危険度変わらないか……………。一緒に住もう!」
慣れてって怖いな…。そう言えば、僕の父も、桜の弟もヤクザだった…。いつも危険と隣り合わせな事を直ぐ忘れてしまっていけない。
桜は、ちゃんとそこまで考えてくれているんだと知って嬉しかった。自分もしっかりしなきゃな…
「雪に一回相談してみないと場所が決まらないかも。大丈夫?」
「僕も、父さんと少し話してみる」
そんな話をしながら、僕の家に桜と帰った。家の玄関には見慣れない靴があり、お客さんとは珍しいなぁ…。なんて呑気なことを思った。セキュリティーの高いところだから一応安全なはずだ。
「お帰り。桜くんもいらっしゃい」
「お兄ちゃんお帰り。今二人で話してて、高校出たら二人で同棲するでしょ?どこが良いかなって」
「…なるほど」
「この辺りのここか、ここ、あとは、ここかな。大学から近くてシマの中でも高めなセキュリティーだから。間取りは二人で決めてよ。僕はこれで帰るから。お邪魔しました」
「お構いできず…。雪さんお気をつけて」
「いえ、楽しかったです。また…」
雪さんの方が、父より立場が上だし、僕も一応お世話になってるからちょっと緊張した。あの靴、雪さんのだったんだ…。
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