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鬼ごっこ。5
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桜side
部屋には少しの小道具とロッカーがあり
ロッカーには隠れられるスペースがあった。
椅子も幾つか乱雑に置かれていたので
一つづつ持ってきて、ロッカーの近くで座った。
それから、小声で話していると
地下に降りてくる音がきこててきて
ロッカーに二人で隠れる。
「…行った?」
「……みたいだね」
その人は直ぐに戻って行って、
僕たちは、見つからずに済んだ。
その後も何人か降りてくるけど、直ぐに戻る。
始めの方のドアが鍵が掛かっていることから
一番奥まで見に来ないのだ。
「ここ、防音にならないかな?」
「雪に相談しよ」
「うん」
この部屋があまりにも居心地がいいので
防音ににして、遊び場にしたかったのだ。
僕は頭がいいから、大体の勉強はわかるし、
アオも雪に教えてもらったらしく
高校程度の勉強なら、勉強する必要がなかった。
「会長、この奥の部屋空いてましたよね?」
「そうだな、隠れるか?」
そんな会話が聞こえきたのは
残り時間がちょうど一時間になった頃だった。
どうやら相手は、生徒会の会長たちらしい
なんとなく面倒なことが起こりそうだったので
二人でまたロッカーの中に隠れた。
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