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初めての海
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桜side
どうやら早起きしたせいで眠くなって
バスの中、夏に抱きついて眠ってしまったようだった。
目が覚めたときには既に海に着いていた。
海は、僕も雪も初めてなので、
自然とテンションが高くなっていた。
「あっ、雪!待って!雪〜!」
雪は、日焼け止めを塗らずに海に向かって
走って行ってしまい、僕も急いで追いかけたのだが…。
全然追いつけず体調も悪くなってきた。
もうダメかなと思ったところで
彼氏くんが抱きとめてくれて僕の手の中に戻ってくる
「…お兄さんどうぞ」
「ありがとう、彼氏くん」
お互いギクシャクしながらだが、なんとか話せた。
雪を抱いて日陰の方に行くと
パラソルの下で夏が待っていてくれた。
「むぅ…、何でなの?」
「日焼け止め塗り忘れた」
「大丈夫だもん!」
「お前も肌弱いだろ?後で痛くなるし、体調も悪くなるぞ熱出たりしたら明日からどうするんだ?」
塗り終わりまた走って行く雪を見ていると、
夏に引き寄せられて、そのままあぐらの上に座らされた
なんだろうと思っていると "ちょっと休みな?"
と耳元で言われて驚いて振り向くと、
そのまま頭を抱き止められて
夏に身を任せるようにしてもたれ掛かった。
「日に当たりすぎ…。大丈夫?」
「うん…、ちょっと、やすむ……」
少し目を閉じて少しすると
僕が寝ていると思ったのか夏が頭を撫でながら
キスをして "桜、好きだよ"と耳元でボソッと呟いていた
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