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チョコ作り
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桜side
金曜日の夜に、副会長の若葉さんが寮の部屋に来た。
何か怒られるようなことをしてしまったかと思い焦った
部屋に入ってもらい、話を聞いたところ
僕ではなく、弟の雪に用があるらしい…。バレンタインの
チョコを作りたいと言うことらしい。
土曜日に家に行く約束をして、若葉くんは帰って行った
約束の土曜日になり一緒に家に行く。
雪は、快く迎えてくれてみんなが揃ったところで
早速チョコを作り始めたのだが……
「待って待って!それじゃ手を切るから!」
「……そんなに言わなくても」
「ごめんなさい。あまりにも持ち方が怖かったから……」
落ち込んでしまった若葉くんを慰めようとした雪は
頭を撫でてあげている。
普段そんなことをされたことをないであろう若葉くんは
少し恥ずかしそうにしながらも、喜んでいるようだ。
「これ……、どうしたらいいか、教えろ…」
「まずは、包丁の持ち方から教えますね…。チョコを
刻むのはその後からにしましょ…」
「うん……」
1日かけてる作り上げたガトーショコラは美味しそうだ。
また後日、あたらめて作るらしい。
ちゃんとラッピングまで完璧に覚えてから一緒に寮に戻る
「またね……」
「……あ、うん。またね」
別れ際に声をかければ、驚いたように目を丸くしてから
手を振って帰っていった。
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