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水族館 5
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夏side
クラゲの水槽に張り付いて動かなそうな三人…。
黒河さんは、少し呆れたように眺めて居て、ちょっとだけ不思議な感じだ…。恋人が喜ぶのが嬉しくないのかな…?
来るとき電車で聞いた話では、冬生くんは少し前にここに
来たみたいだけど…。その時何かあったのかな…?
「似た者兄弟だね〜、あれ、1、2時間くらい動かないよ
どうする〜?」
「え?嘘ですよね…」
「本当だよ〜。この前は3時間くらい動かなくてお昼になったんだよね〜。お昼御飯食べるよって声かけなけかったら多分まだ見てたと思うよ…」
それを聞いて納得した。確かに、恋人が喜んでくれるのは嬉しいけど、ここだけで三時間もいるのは…。ちょっと
辛いものがあるよね…。
一瞬信じられなくて、嘘かと思ったけど…。あの様子だと本当に動かないんだろうなぁと何となく分かる気がする。それに、せっかく来たのだから、他のところも見せてあげたいなぁ…。ここなら、桜も体調悪くならないと思うし…
「イルカショーあるって!」
「僕、イルカ見たことないな…」
「僕も!」
桜は、なんだかテンションが高くて、桜ぽくないくて、
何時もよりちょっぴり子供っぽい…。可愛いな…。
よほど水族館が気に入ったんだろなぁ…。また連れて来てあげよっ!
イルカショーに続きアシカショーもあるので、続きで見ようということになったのだった…。
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