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水族館 8
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桜side
金魚のエリアは、僕たちの予想をかなり上回って綺麗で
誰も言葉を発することが出来なかった…。
段々畑のように組まれた透明なガラスに入った金魚は
気持ちよさそうにゆったりと泳ぎ、床に反射した水には
そんな金魚たちの影が揺らいでいる…。
「影までも芸術……美しきかな…」
「尊きかな…日本の美学……」
「雪、綺麗なもの見過ぎて頭可笑しくなった?」
「お兄ちゃんだって、可笑しくなってるよ?」
二人して見惚れてしまった。現実と思えないほどに
綺麗だった…。ぼんやりと見ていると、雪と冬が近づいて行くので、僕もついて行った。
近づくとより綺麗に見えるから凄く、感動した。
しばく見ていると、僕たちの恋人達が近づいて来た。
「綺麗だろ?」
「ここの一番の見せ所だよ〜」
「白、みんなと写真とる〜?」
水族館で珍しく、写真撮影が許可されているのだ。
そこで、兄弟三人と、全員と、恋人たちだけで写真を撮り合計3枚の写真を撮ったのだった…。
僕は、みんなで写真が撮れたことがすごく嬉しかった。
後で携帯の待ち受け画面にしようかな…。
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