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テスト 2
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夏side
勉強会を初めてすぐ飽きてしまったみたいだ。森くんも、僕も勉強は出来る方だから、つまらなくなってしまったみたいだ。ブツブツいってた。
飽きてしまったみたいで、どこから持ってきたのかルービックキューブで遊んでいる。それも、十二面体…。
「桜、それどこから?」
「んー?家から持ってきた」
「それって、そんな簡単に溶けるものなの?」
「どうだろう?雪は四歳で解いてたけど?僕は五歳の時だったかな…。父さんは三歳って聞いた。あと、駒木さんも解いてたって聞いた」
簡単に言ってるけど、絶対これそんな簡単に出来るもの
じゃない…。見てて何やってるのか全くわかんない…。
なんか、これ見てると自分がバカになったみたいに感じる
「あ、雪くるって。いい?」
「え?うん」
急にそんなこと聞いてくるから、何見ながら言ってるのかと思った。もちろん手には携帯があるのだが、いつから持ってた?
「お兄ちゃん、疲れた。アレ作ってくれない?」
「お兄様お願いします、作ってください。の間違いじゃないの?」
「お兄様お願いします。疲れたのでいつものアレ作ってください……」
「うん。分かった」
「これ、家から持ってきたの?懐かし…。解けて無いじゃん。腕落ちた?」
「ん?あー、それバラバラにしてる最中」
「なるほど。はい、これ解くの一番難しい並び」
うわぁ……。これ解ける気がしない…。本当に、この兄弟変だよなぁ…。それと、雪くんが頼んでたのはめっちゃ甘いホットミルクだった……。
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