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ゲーセン 2
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桜side
泊りがけのお出かけ。楽しみで落ち着かない。親に連れて行ってもらったことがないからか、行けることが楽しくてどうしてもそわそわしてしまう。
高校生になるまで修学旅行に行ったことも無ければ、遊びで一泊なんて事もなかった……。
「ねぇ、夏!これ見て!可愛い!!この子買っていい?」
「うん。いいよ」
「僕、ゲーセン行ってみたい!いい?」
「それじゃ、帰りに寄ろっか」
「うん!」
どうしても、そわそわして落ち着かなくて、ぬいぐるみ店でふわふわのクマさんのぬいぐるみを買った。
近くのゲーセンにも寄ってみたくて、いい?って聞いたらいいよって言ってくれた。楽しみてワクワクしながら中に入るとすごい爆音で耳が痛い……。びっくりしすぎて、
フラッとしちゃった…。ちゃんと、夏が受け止めてくれて怪我はしなかった。
「音、おっきい……。ビックリ……」
「大丈夫そ?」
「うん」
少しずつ慣れてくると、見たことないものばかりでキョロキョロした。夏はちょっと呆れ気味だったけど…。
どうやって遊ぶのか分からないけど、ゲームの中に可愛い子犬のぬいぐるみがいて、欲しいなぁ〜って思った。
じーっと見つめていると夏も僕の隣に立って欲しいのって聞いてくるから、うんって言ったの。
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