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クリスマス 2
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夏side
桜は少し変わってるよなぁ…。と、まぁ思っていたわけだが、変わり過ぎてて反応出来ない時がある。今がまさにそうだ。
「…何渡そ」
「どうしたの?」
「弟の誕生日、完全に忘れてた…」
「…いつ?」
「クリスマスの次の日」
クリスマスの次の日なんだ…。覚えやすいのに、今回はスキーのことで頭がいっぱいだったのかな?可愛い…。
誕生日プレゼントに悩んでいるみたいで、ワタワタしてる。桜を連れ出してプレゼンを買いに行く事にした。モールの中を歩きながら、何がいいかなと話し合っていた。
「どうしよう…。何がいいかな」
「…アクセサリーは?シンプルなやつとかあるでしょ?」
「…そっか」
「買いに行く?」
「うん」
兄弟のプレゼントに指輪はないよな…。うん。これは流石に感覚が狂ってしまっている。
だいぶ慣れたと思っていたけど、やっぱり時々、狂ってるなと思ってしまう。手を繋ぎながら歩いていたから、ちょっと目立ってた…。
「どんなのがいいかな」
「どうしよ…。指輪とか?」
「え?なんで?」
「怪我しなそうじゃない?ネックレスは、首締まりそうで怖いし、ピアスは痛いじゃん」
「なるほど…。アンクレットとか、ブレスレットは?」
「…アンクレットか、ブレスレットにしよ。流石に兄弟に指輪は無いよね」
怪我しにくいやつね。なんとなく言いたいことは分かったから、二人でシンプルなアクセサリーを探すことにした。何がいいだろうか…。
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