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対峙
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肩を押したり脇腹を叩いたり足をばたつかせたりと、ユキトは組み敷かれながらも無我夢中で上の体をどかそうとする。
だから、予期せぬ衝撃に対応できなかった。
両方の胸の頂きを摘まれ、暴れていた体が瞬時に止まる。
きゅ、と上に引っ張られるともう駄目だった。ユキトの力が抜ける。
――いやだ…!
それでもユキトは腕を振り上げる。
しかし自分でも情けない程にその攻撃は弱々しかった。長谷部も止めず少年の好きなようにさせているのが、また悔しい。
「ん…、…っ…」
めちゃくちゃに咥内を蹂躙され、少年が最も弱い部分を攻められる。頭に響く唾液のぶつかる粘着音にさえ感じてしまいそうだった。父親に開発された体は、本人の意思に関わらず正直だ。
「は…、本当に乳首が弱いんですね」
存分に少年の舌を味わった後、長谷部は唇を離す。
家の盗聴器でユキトの性感帯を知ったのだろうが、まるで新生物を発見した科学者のような口調。とろんとした目になっていたユキトは、ハッとしてゴシゴシと唇を手の甲で擦る。男のくせにはしたないと言われているようだった。
一方、御曹司の態度に長谷部は「傷付きますねぇ」と暢気に宣う。
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