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部活と勉強
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テストで赤点になると
もう一度テストを受けないといけなくなる。
当然、部活も休まないといけない。
「えぇ〜、波瑠いないの〜?」
「うん。ごめんね…」
「ううん、頑張って早く戻って来てね」
美術部の顧問の先生にも報告をした。
先生は残酷にも、
「先輩や、みんなのやる気が下がるから
そう言うのやめてくれる?」
と、きつい口調で告げられた。
僕は、僕なりに頑張っていたために、酷く傷ついた。
さらに悪いことには、文化祭に向けて
みんな絵を描き始めていたから、
僕はみんなよりも速いペースで完成させないといけない。
正直、高校生に慣れば、もっと楽しくなると
勝手に思っていた。
僕は中学の時、クラスでいじめがあった。
そのトラウトは消えることなく心に深く残り
人を信じられなくさせていた。
高校に行けば、中学の人たちとも別れる。
やっと自由になれると思っていたのに……。
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