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苦手なこと
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いくらゆっくり着替えたっていつかは着替え終わってしまう。
「よし、行くか」
「…はい」
言われるがままついて行くしかない。
しばらく歩いているとある部屋の前についた。すると、施設員さんが扉をノックをした。
コンコン
『入れ』
中から声が聞こえてきた。
これは施設長さんの声。
しばらく聞いていなかったけど、忘れるわけがない。思い出すだけで体が震え出す。
「おい、聞いているのか」
「ご、ごめんなさい」
背中を蹴られ部屋の中へ入った。
「よぉ〜、翠、ひさしぶり。帰ってきたんだね?」
「ご、ごめんなさい、帰ってきて、ごめんなさい…」
「分かってるならいいんだよ。反省はしてるよね?」
「…ごめんなさい」
「なんで帰ってきたの?翠が泣き虫だから?それとも病弱だから?でも、やっぱり左足 動かせないから?」
そういって、俺の左足を触ってきた。
「っ…!!」
「ねぇ、動くように練習してあげる」
そう言うと俺をベッドに投げた。
実は俺、左足動かすのが苦手で歩いたり走ったりするのがすごく嫌い。
神経が通ってないんじゃなくて動かすと、とても痛いのだ。
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