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そこには小さくうずくまってこちら側に背を向ける小さな子がいた。
寝言か 起きているのか、その少年は小さな声で何かを言っている。
近くによって耳を傾ける。
「っ…うぅ……ぃゃ…痛い…っい…」
「どうした?痛い?」
無意識のうちに首筋に触れる。
職業柄、苦しそうな姿を見ると熱と脈の大きさを診るために首筋に手を当ててしまう。
「…っひ…な、にっ…!」
少年はびくっ と震えると慌ててベッドから降りる。
でも、左足がうまく動かずベッドから床に落下。
ドンッという音と共に少年が落ちた。
「っい…た…」
左足を抑えている。
やはり、少年は左足が悪いのだろう。
「ごめんね 怖かった?足、大丈夫?」
「…あっ…あ…ぃゃ…!」
少年は震えながら、俺と距離をとるために四つん這いで必死に部屋の隅へ向かう。
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