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会話 side 翠
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side翠
目が覚めると、身体中がジクジクと痛んだ
痛みのせいで嫌でも殴られた時のことやご主人様にされたことを思い出してしまう。
今されている訳では無いのにすぐそこにいて、攻撃されそうな気がして怖くなる
でも、騒いだら施設長さんがやってきて、また怒っちゃうから腕を噛んで我慢する。
すると、いきなり誰かに首を触られた。
部屋に入ってきたことも、近くにいたことも全然気づかなかった
いつもは部屋に入ってくる時に気づくのに全く気づかなかった自分にも驚く
「どうした?痛い?」
と聞きながらその人は最初触れたところより少し下の首筋に手を移動した
そこはいつもドクドクなって熱くなるところで突然その場所を触られたことに驚いた
もともと、首は熱を持ちやすくて冷やすと気持ちいから自分の手で冷やしたり、物にくっついたりして熱を冷ましていた。
なので、この知らない人に突然触られたのは確に怖かったけど全てが怖いんじゃなくて大きな冷たい手で優しく触ってくれたのは少しだけ、気持ちよかった。
とは言っても首を絞められるんじゃないかとか、殴られるんじゃないかと思うと怖かった。
とりあえず、距離が欲しかった。
急いでベッドから降りようとしたら左足がいつもより動かなくてベッドから落ちてしまった。
落ちた衝撃で左足が余計痛くなる
しばらく、動けずにその場に留まる。早く痛みに引いて欲しくて左足を小さくさすっていた。
その時、頭の上から声がした。
「ごめんね 怖かった?足 大丈夫?」
え、心配してくれてるの…?
いや そんな訳ないよね
でも、そう思ってしまうくらい心配そうな顔をして優しい声で話しかけてくれた。
でも、身体痛いし、左足も上手く動かないので今何かされたら逃げられないと思った。
そしたら、怖くてこの人から離れたいと思った
この人は何も怖いことしてないのに…ごめんなさい
でも頭の中は施設長さんやご主人様の事でいっぱいになってそれしか考えられなくなっていた。
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