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飲み込む
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昼頃になると施設員さんが来て、部屋を移動した。
そこは白くて綺麗な部屋だった
ベッドとイスがあって床には絨毯がひいてある。
入れ。と言われたけど綺麗な部屋すぎて
こんなふわふわな絨毯の上に自分が乗ってしまっていいものかと不安になる
「…のって、いい?ですか」
「良いつってんだろ」
がんっと頭を後ろから押された。
入るっていうよりは転ぶって感じで部屋の中に入った
左足がじーんと痛んだ。びりびりする感覚に立つまで時間がかかってしまう
「大丈夫?立てそう?」
不意に、上から優しい声が聞こえてきた。
座ったまま上を向くと昨日の優しい人がいた
「だ、大丈夫…です」
そうは言ったもののなかなか立てない。
「ね、触ったら怖い?」
殴られるのは怖いけどこの人はそんなことしないと思う
なんでかわ分からないけど別に触られてもいいなと思った
そんなことを思った自分が信じられなかったけど何故か、思ってしまった
そして、
「別に、…怖くない、です」
と言っていた。
すると、その人はしゃがんで俺の両脇に手を入れた。
そして、そのまま抱き直されてベッドの上に降ろされた。
「やっぱり軽いね、どこも痛くなかった?」
うんうん。と、たくさん頷く。
「そっか。よかった」
と、近くのイスに座った
ベッドから扉の方を見るといつの間にか施設員さんはいなくなっていた。
「あのさ、昨日はご飯食べられた?」
突然そんなことを聞かれて驚く
「…食べてない…」
食べてないというのは嘘になるのだろうか。でも、吐いてしまっているしなぁ
なんだかよくわからなくなってきた
そんなことを考えていると話しかけられた
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