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日常
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「ごめ、なさ…っうぅ…ぐすっ」
訳が分からないくらいに涙がでてくる。
その原因は自分でもわからない。
でも、なんか不安で、怖くて。でも、亮は優しすぎて。
自分の気持ちがコントロールできない。
リスカをしていた時は毎日こんな感じだった。
過去のこと思い出したり、自分で大きな音出して、びっくりして怖くなって。そんな自分を惨めに感じて。食べ物を口に入れて息できなくなって吐いて。
そんなことばかり繰り返して夜になると気持ちも落ち着かなくなった。
でも、唯一落ち着けたのが自分を傷つけることだった。
今もさっきまであんなに落ち着いてたのに今はもういろんなことが怖い。
自分って不安定だな。と内心冷静に考える自分がいた。
でも、色々なことが突然怖くなりあのリスカをしている時の安心感が欲しいと感じた。
そう思うとリスカがしたくてたまらない。
亮の腕を離し、自分の部屋に向かう。
亮が追いかけてくるので走って自分の部屋に入り速攻で引き出しを開け、カッターで腕を切る。
ビリッとした感覚に安心する。
でも、それもつかの間で一瞬で亮にカッターを奪われてしまった。
「柚、本当にどうした?何がそんなに怖い?」
亮が不安そうにするから俺はもっと不安になる。
カッターを返して欲しくて亮の手を必死に開こうとする。
でも、強くて全然カッターを取れない。
涙が浮かんで視界がぼやける。
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