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累計アクセス10万突破記念!
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いつも読んで頂きありがとうございます!
お陰様で累計アクセスが10万を突破しました(♡˙︶˙♡)
ただいま、リクエスト企画をやっています!
今回は柚さんから、リクエスト頂きました。ありがとうございます!
-----☆彡.。------------------------
「柚、ケーキ一緒に食べる?」
と、患者さんに貰ったケーキを見せる
「わ!凄いですね、たくさん」
そこには小さいケーキがたくさん並んでいる
柚はテーブルに手をつき箱の中を覗き込むように見る。
すごいすごいって喜んでいる姿を見てケーキをくれた患者さんに心の中でお礼をする
「食べてみる?」
「…でも、もったいない」
「いつか食べないと」
箱を開けながらどれがいい?と聞く
「…食べ、れなかったら?」
「んー。大丈夫、食べられる」
本当ですか?そう言って笑っている柚の手元を見れば少し震えていて本当に怖いんだなと思う。
「ケーキ食べたことある?」
「…ない、です」
「甘くて、中に入ってる果物が美味しいんだよ。食感はね、ふわふわしてる」
こういう食べ物だよ。と教えてあげるだけでも違うのかな、とケーキの説明をする
「なんか、美味しそうですね…!」
案の定興味を持った柚はケーキと俺をチラチラと交互に見る
「食べられなかったら俺が食べてやるから。食べてみる?」
「…はい!」
「どれがいい?」
「迷いますね、でも、これとか!いいですか?」
指さした先にあるのはショートケーキ。
「いいよ」
柚の前にショートケーキをだす
「わ、かわいい…」
ショートケーキを観察して、ここの角度が可愛い!とかよく分からないことを言ってくる
「亮のは何?」
「これはモンブラン。栗だよ」
「いい匂いしますね!」
「食べてみる?」
「いいんですか?」
「いいよ」
フォークでモンブランをよそい、あーん。って柚の口の前に出す
「え、あ、 …んっ」
初めて食べるものなので一応背中をさすってやる。
一瞬息を詰めたけど大丈夫だよ。と背中をさすってやると落ち着いて食べてくれた
おいしいですって笑った顔が可愛くて思わず頭を撫でてしまう
「亮も、あーん しますか?」
「俺はいい」
「ダメです!やります、えっと…どこ食べますか?」
聞いた意味ないじゃんと苦笑しながらも、ここ?それともここ?と、いちごやクリームだけを分けてくれようとする柚に本当に食べたことないんだなと痛感させられる
「いちごは柚が食べな?俺はここ」
「こんなに少しでいいんですか?」
「うん」
「じゃあ、はいっ!…あ、あーん。」
真っ赤な顔して渡してくるからこっちが恥ずかしくなる
「お、美味しいですか?」
「柚が食べさせてくれたからいつもより美味しかった」
少しふざけながら言うと
「亮!」
と、顔を赤くして真っ赤ないちごを食べた。
「あ、間接キスー」
柚の反応が可愛いのでつい いじってしまう
「…あぅ、…ね、亮!静かにして!」
あたふたと ほら、モンブラン冷める!早く食べてください!とか言い出すものだから思わず笑ってしまう
ケーキを無事食べ終わると美味しかったねってにこにこ笑ってくれて、今度は一緒に選びに行ったらもっと楽しいだろうなと思い、柚の頭を優しく撫でた
fin
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