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友達 side遊
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side 遊
「…や、なの……」
「…息、出来なくなる?」
柚との話を思い出し翠に聞いてみる
『そんなに怖いもんなの?』
『そんなに怖いものなんです』
柚の声が鮮明に思い出された
柚は息が出来ないって言っていた。そして、怖いって。
翠も息が出来ないようで、うんうん。と頭をふっている
本当は少しでも食べさせてやった方がいいんだろうけど、きっと吐いちゃうしあまり無理もさせたくないのでゆっくり過ごすことにした。
2人で本を読んだり部屋の案内をしたりしているうちに時間は8時になっていた
11時頃行くと約束はしているが一応電話をかけてみる
何コール目かで電話に出た
『柚?』
『はい!おはようございます。どうかしました?』
『今日11時頃約束してたの、行って大丈夫?』
『はい、待ってます!』
『おう、さんきゅ。じゃあ11時な』
『いえ!了解です!失礼します』
そう言って電話がきれた。
相変わらずの優しい雰囲気で俺が少し優しい気持ちになる
「遊、…どこか、行く?…」
何故か不安そうに服の裾を掴んでくる
「ん?ちょっと、柚って子のお家行こうかなって」
「ゆず、さん…?」
「おう、優しい子だからお前も仲良くなれるよ」
「…」
少し怖がるような表情をしたけどうんうんと頷いてくれた
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