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25 稜雅side
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俺の腕の中で小さく小刻みに震えながら俺は辛くないと呪文のように呟いているこいつをみてすごく悲しくなった
こいつ、捺稀には今日初めて会った
溜まり場からの帰り道、集団で喧嘩しているのを見つけた
そして、相手はひょろっこい男1人
ほんとに細くて小さくてそんなやつが喧嘩してるのが信じられなかったくらいだ
最初は興味本位で見ていた
危なかったら俺が助けようと思っていた
けど捺稀はひとりで全滅させてしまった
ふらっと倒れそうになったから駆け寄って支えた
遠目ではわからなかったがこいつはだいぶってかけっこう怪我していてそのせいかわかんないけどすごい熱があった
だからほっとけなくてついひろってしまったんだ
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