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「捺稀くん?」
その声でハッとした
「あ…ゴメン。…あんま触らない方がいーよ、汚しちまうから」
稜雅にも手を洗わせないと…
「捺稀くん、俺は大丈夫だよ」
まぁ、話はあとね。そう言って、手当してくれた
「終わったから、稜雅くん呼んでくるね?」
この人なんか不思議な人だ
稜雅も随分と変なヤツだけど、アイツの周りには変わりもんしかいねぇのか?
「捺稀、大丈夫そうか?」
「あ、稜雅。お前手洗ってこい」
「え、なんで?」
ほんとコイツ表情豊かだよなー
「さっき俺に触っただろ?」
稜雅の頭の上に?がいっぱい見える、なんか笑えるなコレ
「きたねぇから」
するとすぐ怒った顔になった
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