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「侑李〜分かんない〜
な〜、もう止めようぜ〜」
俺、聖 徹(ひじり とおる)。
背は160センチしかないけど、高校3年生だ。
「ん〜?何処が分からないの?」
そして今話している奴は、
幼馴染の、舞川 侑李(まいかわ ゆうり)。
俺より20センチデカく、
何でも器用にこなせるヤツだ。
そんで今、俺は侑李の家で勉強会をしている…。
けれど…………
ほとんど、と言うか、
全部、俺が教えてもらっています……(涙)
勉強会って、教えあってすもんじゃないのか…?
てか、これ勉強会なのか……?
俺だけが教えてもらって…(涙)
「っ〜、、なっ‼︎もう止めて、遊ぼうぜっ‼︎」
「ダメ‼︎聖は、バカなんだから勉強しないと
ヤバいでしょ⁉︎」
「なっ‼︎バカじゃねーしっ‼︎
俺、天才だし‼︎まだ、ヤル気…
「『まだ、ヤル気出してないだけ』とか…?(笑)」
「っ〜!!!!\\\\\\\
っるせぇーー!!!!」
侑李は、よく俺を馬鹿にする…。
そりゃ、
勉強も出来て、
運動も出来て、
明るくて、
しかも、男から見てもカッコいいし、
侑李は凄いと思う……
それに、比べて俺は…
勉強もダメで、
運動もダメで、
人見知りで、
ルックスは、女みたいなクリクリの目で…。
勝てる気がしないっっっ!!!!
けれど、あいつにはたった一つの弱点がある…。
それは………
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