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さんじゅう。
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僕は地下室から出て自室へと戻る。
そして携帯を開いて地下室にセットした監視カメラで龍二を監視する。
…まだ起きそうにないな。
明日も学校だし、そろそろ寝ようかな…。
僕はお風呂に入りベットに入った。
そして深い眠りに落ちる。
僕はけたたましい音で目を覚ます。
「…うるさい。」
耳元に置いてあった目覚まし時計を乱暴に止める。
もう朝か…。
学校嫌だな……。
僕は思い体をなんとか起こして携帯を確認する。
「まだ寝てるのか…。」
龍二はぐったりと横たわって寝ていた。
僕はベットから出て地下室へと降りる。
「龍二…おはよう。」
朝誰かに向けて挨拶をするのはとても新鮮だった。
今までは挨拶は独り言で終わっていたから。
「…んっ…。」
龍二は僕の声で起きてしまったようだ。
手で目を擦っている。
「…仁?」
「起こしちゃった?ごめんね。
僕はそろそろ学校行くけど大人しくしててね。」
龍二はただ、ぼーっとしていた。
まだ頭が冴えていないらしい。
「昨日の事忘れちゃったの?」
少しの間があり、龍二は飛び起きる。
「…早くここから出せ。」
「ほんとに昨日の事忘れちゃったんだね。
龍二は一生僕の犬なんだよ。
鎖がなくても僕に懐いてくれるまでは外せないかな。…犬は忠実じゃないとね。
じゃあ、大人しく待っててね。」
「おいっ!外せよ!!」
龍二の叫び声を無視して僕は地下室を後にした。
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