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「っぁ...」
「遥斗」
学校が終わり一人で家に帰ると家の前に冬馬が立っていた。
昨日のこともあり、冬馬と話す気分になれず無視して家に入ろうと思った。
「おい、待てよ」
冬馬は俺の腕を掴んで横を通ろうとした俺を阻止してくる。
「っ放せ!」
「昨日は悪かった」
シュンとした顔をして謝ってくる冬馬
「許すわけないだろ!なんで...あんなこと」
「頭がカッとなってついあんなことをしてしまった」
「ふざけんな!たいした理由もないのにっ...」
泣くつもりなんて無かったのに...
俺はいつもそうだ、怒ると直ぐに涙が出てきてしまって強くいいきることが出来ない。
「理由ならある」
「っぅ...は?」
「お前のことずっと好きだったんだよ。誠なんかよりずっと前から」
...え?
誠より前からって、いつから...?
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