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沙桜 side椿輝
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そういえばなんであの時沙桜はあんな時間まで学校に居たんだろう?
そんなことを考えている間にぬいぐるみを持って保健医が戻ってきた。
保「あら、安心して眠ってるわねぇ。
ふふっよっぽど仲が良いのね。
これぬいぐるみ持ってきたけどどうしましょうか」
椿「なんとかして抜けてみますね」
ぬいぐるみを受け取り、沙桜に持たせる。
俺のことはすぐに放すかと思っていたが逆にぬいぐるみの方を放してしまった。
俺にしがみつき、胸に額を押し付けてくる。
可愛くて仕方がない。
少し力をいれて離そうとすると沙桜が目を覚まし、泣き始めた。
沙「やぁなのぉ……グスッ……ぎゅうなのぉ!さむいのいやぁ!うわぁぁん!!」
椿「沙桜…先生……いいですよね?」
保「ええ、私は職員室に用事があるからしばらく留守番お願いね」
椿「はい、ありがとうございます」
沙「ぅぅ……」
椿「泣かないで、ちゃんと一緒にいるから、ぎゅうってしてような?」
沙「…うん……ちゃんとぎゅうってするの」
保「ふふっ、じゃあ行ってくるわね?」
そう言って先生は出ていく。
椿「沙桜?ねこさんはいいの?」
沙「……ねこさん、とって」
椿「はい、俺はもういい?」
沙「ううん、だめ、椿輝くんをねこさんとサンドイッチにするの」
ねこを俺とサンドイッチじゃなくてねこと沙桜で俺をサンドイッチなんだ……可愛い…………
っと、そんなことより
椿「沙桜、聞かせてくれないかな?」
沙「?」
椿「ねこさんとられてああなった理由。無理にとは言わないよ?でも、守ってあげたいから知っておきたいんだよ」
沙「あのね、小さい時にね、ねこさん僕を守ってくれたの」
椿「うん」
沙「あのね_______________」
ゆっくりゆっくり沙桜が話し始めた。
沙桜が小さい時の話を
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