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合宿9
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「さー、みんなバス乗れ〜」
くっそ…触られるの苦手なのに…
わざとじゃなかったみたいだから許したけど…まぁ『アイツら』の時に比べると嫌じゃなかっ…何考えてんだろ。
忘れよう
「どうかしたんですか?」
「いや、何でも…って誰?」
「私は片桐翼です。同じクラスですよ?東山海くん」
「すまん覚えるの苦手だから」
「そんな感じがします。良かったらこれからよろしくお願いします。あと、早くバスに乗ってくださいね?」
「あ…うん分かった」
片桐翼…後で聞いてみるか…とりあえずバス乗らないと
「あ、海くんこっち!席取っといたよ〜!みこっちゃんの横〜」
「ありがと…」
河嶋の隣か…まぁ朝のは事故だし…とりあえず座んねーとな
「東山窓側な?酔いやすいだろ」
「ん?乗り物苦手なの言ったっけ」
「行きにそんな感じだっただろ」
「すまん。ありがとう。加地の横は空いてるが?誰かくんの?」
「あー、片桐くんだよ〜」
「相変わらず涼太のコミュ力スゲェな…片桐ってあの難しそうな人じゃん?」
「まぁね〜。片桐くん堅いし仕方ないよ」
へー、加地本当に謎だないつ仲良くなってんだろうか
別の学科にも人脈あるみたいだし…
「なんでもいいけど俺は寝る。気分悪くなるし」
「オレにかけていいよ。睡眠邪魔してしまったしさ」
「すまん。ありがとう」
お言葉に甘えて肩を借りることにしよう。普通に寝ると体痛めるし
「あぁ付いたら起こすから」
とりあえず肩を借り目を瞑る。本当にコイツの近くだと寝やすいんだよな。匂いが落ち着く
「おやすみ東山」
と言いながら河嶋は頭を撫でてきて、それが更に眠気を誘ってくる…
おやすみ
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